スタジアム基本データ
項目 | 詳細 |
スタジアム名 | Pride Park Stadium |
所在地 | Pride Park, Derby, DE24 8XL(イングランド) |
開場年 | 1997年7月18日(建設費:約£2,800万、設計:Miller Partnership) |
収容人数 | 33,597人 |
ピッチサイズ | 105 × 68 m(国際規格) |
最多入場記録 | 33,597人(2001年5月25日、イングランド代表 vs メキシコ代表) |
歴史に刻まれた歩み
- ダービー・カウンティはかつて、1895年から1世紀以上にわたり「Baseball Ground」を本拠地としてきました。
- しかし老朽化とテイラー報告による全席化基準に対応できなくなり、1990年代初頭に新スタジアム建設を決断。
- 1995年11月に建設工事が始まり、1997年7月18日にエリザベス女王二世によって正式に開場。こけら落とし試合はサンプドリアを迎えて行われました。
- イングランド代表戦、女子代表戦、さらにユース代表戦の開催実績があります。
- 2013年から2016年にかけては冠スポンサー契約により「iPro Stadium」と呼称されていました。
スタンドと命名の物語
- North Stand(ファミリースタンド):家族連れ向けの観客席が配置され、クラブの地域密着性を示しています。
- East Stand:外観の白い鉄骨が「THE RAMS」と読めるようにデザインされ、クラブ愛称を建築的に表現しています。
- South Stand:アウェイサポーター席を含むスタンドで、試合日の緊張感を象徴するエリア。
- West Stand(メインスタンド):指揮官用ベンチ、役員席、ホスピタリティ施設を備えた中心的スタンド。
- またスタジアム外には「Clough & Taylor Statue」が建立されており、1970年代に黄金期を築いたブライアン・クラフとピーター・テイラーの功績を永遠に讃えています。
空撮映像で“新時代の砦”『Pride Park Stadium』を俯瞰する
空撮開始:0:00
冒頭からドローン映像が展開され、スタジアム全体のボウル型構造、鉄道駅からのアクセス、周辺の商業施設群まで一望できる。開場から四半世紀以上を経て、今もクラブの象徴として立つ姿を鮮明に確認できます。
引用動画:NEIL TIMOTHY
まとめ──“Baseball Groundの記憶を受け継ぐ現代の本拠地”
Pride Park Stadiumは、ダービー・カウンティが長年の本拠地Baseball Groundから移り、新時代を切り開く拠点として誕生しました。33,597人収容の規模、代表戦開催実績、クラブの歴史を体現するClough & Taylor Statue――いずれも単なる器を超えた価値を持ち、伝統と未来をつなぐ舞台として、今もファンとクラブの誇りを支え続けています。