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“Pompeyの魂を澄ます聖地『Fratton Park』”──150年以上の歴史が息づく“PO4の砦”

項目詳細
スタジアム名Fratton Park
所在地Portsmouth, Hampshire, PO4 8RA(Portsea Island、英国本土では唯一のプログラウンド)
開場年1899年8月15日(設計:Alfred H. Bone、1905以降各年代で改修)
収容人数現在は全席で約20,899人(1996年全席化)
ピッチサイズ100 × 66 m(109 × 72ヤード)
最多入場記録約51,385人(1949年2月26日、FAカップ vs Derby County)

  • 1899年、農地だったMilton村に建設され、Portsmouth FCはそれ以降ずっとこの場所を本拠地としてきた。通称「The Old Girl」「Fortress Fratton」「PO4」と呼ばれ、独特の愛称が定着しています。

  • アーサー・コグズウェルをはじめ、著名アーキテクトが参加し、1905~1935年にかけて大規模な改修や増築が進められました。

  • 1956年、リーグ戦の夜間フットボール黎明期として最初の“人工照明での試合”を実施。フラッドライト文化の先駆けに。

  • North Stand:1935年竣工。リー・イッチ設計の歴史あるスタンド。

  • South Stand:かつての時計塔を備えたパビリオンを起源とし、選手更衣室があるメイン施設。

  • Milton End(East):「Gene Kelly Stand」という愛称がTLS(比喩ではなく実際の愛称)として定着。2007年屋根が設置され、雨で濡れることがなくなったことに由来。

  • Fratton EndWest:1997年再建以前はテラス席だった歴史を継承するファンの聖地。

空撮開始:0:36
場内外の構造と街並みの密着が映像の冒頭から俯瞰可能。港町ポーツマスと一体になったFratton Parkの姿が、日本からも確実に楽しめます。
動画出典:92bydrone

Fratton Parkは、Portsmouth FCとPortsea Islandにとっての「不動の拠点」です。100年以上に渡る改修の歴史、Gene Kelly Standのようなファンに愛される愛称、リーグ初の夜間試合、そして今も続く街との一体性がこのスタジアムを“魂のホーム”たらしめています。

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